本日は各補助金の詳細についてお話しします。

ここでは、補助金として金額・採択数の多い代表的な3つの補助金について、要件は補助金のホームページを確認していただくこととし、具体的にどのケースで活用できるかをご紹介したいと思います。

①ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)

ものづくり補助金とは、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作 品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するもの

 <活用事例>

 ・「生産性向上、歩留まりの改善」のための設備導入

 ・最新設備導入による「プロセスの抜本的改善」

 ・「新商品、高機能品の開発」のための設備導入

 ・「生産性向上」のための設備更新+IoTシステムの導入(デジタル枠の活用)

設備更新のタイミングで更新する設備を使った付加価値を追加することで、補助金をうまく活用することができます。単なる設備更新では採択されませんが、具体的な成果を考えること、IoTシステムとの複合技で成果を生み出すことで採択率をあげることができます。

成果事例検索 (monodukuri-hojo.jp)

②小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組を支援するもの

 <活用事例>

 ・「新たな顧客開拓/需要の掘り起こし」のための備品・設備の導入、設備改修

 ・「販路開拓」のための各種ツール(チラシ、パンフレット等)の作成 

 ・「新商品開発」のための機械装置の導入

小規模持続化補助金は使用用途が幅広く活用できるため、補助金の使用目的を定めることで他の補助金に比べて活用のしやすい補助金となっています。新しいことに取組む際は、本補助金の可能性を検討することをお勧めします。

➂IT導入補助金

日々の業務の効率化や自動化のためのITツールの導入を支援するもの

 <活用事例>

 ・「WEB販売」のためのECサイトの導入費用(ITツールの活用)

 ・「業務品質向上、業務改善」のためのシステム・ツール導入費用

 ・「作業の自動化」のための設備システム導入費用

IT導入補助金 ITツール活用事例 (smrj.go.jp)

IT導入補助金も小規模持続化補助金と同様に比較的利用しやすい補助金になっています。昨今、業務の効率化、品質向上にはITツールが欠かせないものとなっており、現状の業務を見直す機会に、ぜひ活用をご検討ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。来週のブログでは補助金申請についてお話します。